節分と言ったらやはり恵方巻き。
節分メニューのメインを恵方巻きにするのはいいとして、ほかにどんなおかずを組み合わせればよいのか悩みますよね。
恵方巻きと相性がよく、できれば縁起のよい食べ物にしたいと思う人も多いはず。
そこでこの記事では、節分メニューの恵方巻き以外のおかずを紹介します。
また、恵方巻き以外でメインとなる縁起のよい食べ物についても解説したいと思います。
節分メニューに加えたい縁起のよい食べ物
ある年の我が家の節分の食卓です。
節分メニューをひとつずつ見ていきましょう。
節分メニューのメインはやっぱり恵方巻き
恵方巻きは、もともと関西の商人が商売繁盛を願って始めた風習だと言われています。
「七福」にちなんだ7種類の具を巻き込んだ太巻きを、その年の恵方を向いて黙ったまま一本食べることで、「幸運を一気にいただく」という意味があるのだそうです。
我が家では太巻きを丸々一本食べるのはきついのと、具を7種類入れると太すぎて食べにくいのが理由でこの画像のような恵方巻きにしています。
節分メニューに欠かせないイワシ
節分メニューで恵方巻き以外のおかず1つ目は、イワシ(鰯)です。
鬼はイワシを焼くときに出る煙と匂いが嫌いなため、節分にイワシを食べることで鬼(邪気)を払うというのがルーツと言われています。
柊の枝に焼いたイワシの頭を刺した「柊鰯」を玄関先に飾り、鬼や邪気が入ってこないようにする風習もありますよね。
この年は、イワシの丸干しを焼いてみました。
ちょっと目を離した隙に少し焦げてしまいましたが、煙と匂いで鬼を追い払うにはちょうどよかったかもしれませんね 笑
でもこのイワシの丸干しを喜んで食べたのは夫だけで、我が家の娘たちには不評でした…。
イワシフライで食べやすく
そこで翌年にはイワシフライにしてみました。
煙とニオイで鬼(邪気)を払うという意味では、効果があまり期待できないかもしれませんが、食べやすくておいしいので娘たちも喜んでくれました。
揚げ物が入ると食事にボリュームが出ますし、小骨もきちんと処理すればお子さんも食べやすいので、節分メニューにおすすめの一品です。
歳の数だけ食べる豆
節分には豆まきをしますが、歳の数だけ豆を食べる風習もあります。
邪気を払ってくれる豆を歳の数だけ食べることで、今年一年の健康と幸福を願うというわけです。
普通は豆まきに使ういり大豆ですが、このときは可愛い節分用の豆菓子があったのでそれにしてみました。
豆腐を節分に食べると縁起がよい
真っ白な豆腐は邪気を払うとされ、節分に食べると縁起がよいと言われています。
できれば白いままの方がよいので、冷奴や湯豆腐などが向いていますが、私はお吸い物に豆腐を入れました。
できるだけ豆腐が染まらないように、白だしを使っています。
色がついてしまいますが、豆腐の入ったけんちん汁も節分メニューの汁物としておすすめ。
関東地方では節分にけんちん汁を食べる風習があるので、取り入れてみるのもよいですね。
こんにゃくで体の中からキレイに
こんにゃくは「砂おろし」と言われており、体の中を掃除してくれる働きがあります。
体の中からキレイになれる縁起のよい食べ物として、節分に食べられているそうです。
丸こんにゃくの煮物にしたり、筑前煮やけんちん汁に入れたりするのもいいですね。
恵方巻き以外のおかずを組み合わせた節分メニュー
恵方巻きがメインの節分メニューを2つご紹介します。
どちらも、「縁起のよい食べ物」を意識した恵方巻き以外のおかずと組み合わせた献立です。
オーソドックスな節分メニュー例
この年の節分メニューはこんな感じでした。
とてもオーソドックスな節分メニューです。
女性だと恵方巻きだけでもかなりお腹いっぱいになりますが、食べ盛りのお子さんや男性には少し物足りないかもしれません。
その場合、高野豆腐の含め煮を筑前煮にしたり、お吸い物を豚汁やけんちん汁のような具だくさんの汁物に変えたりしてもいいですね。
また、恵方巻き以外のおかずをイワシにこだわらず、唐揚げや天ぷらにしたりするとボリュームが出ます。
ちなみに画像で使っている内側が朱の重箱は、大館工芸社のもの。
お正月や節分、ひな祭り、運動会などで活躍してくれるお気に入りの逸品です。
ひな祭りの行事食については、こちらの記事でまとめています。
揚げ物でボリュームをプラスした節分メニュー例
子どもが食べやすいイワシメニューということで、この年はイワシフライをつくりました。
煮物の代わりに茶碗蒸しにしました。
メインのおかずを揚げ物にすると、やはり食べごたえがありますね。
このメニューならフライの付け合せやおひたしで野菜もとれますし、満足度の高い献立でした。
恵方巻き以外の節分メニューなら節分そばがおすすめ
最近は「節分=恵方巻き」という家庭が多いと思いますが、中には恵方巻きがあまり好きではないという人もいるのでは?
そんな人におすすめの節分メニューが「節分そば」です。
昔は立春を一年の始まりとしており、その前日である節分は大晦日にあたります。
大晦日に食べる年越しそばと同様に、一年の終わりに節分そばを食べることで「今年一年の厄災を断ち切り、長寿や健康・幸運を願う」という意味があるのです。
節分そばの具にとくに決まりはないので、鶏肉や野菜で具だくさんにしたり、天ぷらをのせたりお好みで。
とくに海老天の「エビ」は長寿の象徴で、火を通すと赤くなることからも縁起がよい食べ物と言われています。
節分そばに合わせるおすすめのメニューは、
節分メニューの恵方巻き以外のおかずの合わせ方|まとめ
恵方巻き以外の節分メニューを何にするか迷ったときは、この記事でご紹介した「節分に縁起のよい食べ物」を意識してみると決めやすくなります。
イワシや豆腐、大豆、こんにゃくなどの中から取り入れやすいものを選んでみてください。
家族の年齢や好みに合わせて食べやすいメニューにアレンジしてみましょう。
立春からの一年を健康で幸せに暮らせるように、縁起のよい節分メニューを家族で楽しんでくださいね。