鰹節や鯖節、宗田鰹節などを使った香り豊かなだしに、醤油や砂糖、塩を加えた調味料「白だし」。
最近では、各メーカーからさまざまな種類の白だしが発売されていますよね。
白だしを1本常備しておくと、普段の食事やお弁当に使えてとても便利。
食材に色をつけずに調理できるので、見た目がとても上品に仕上がるのも嬉しいポイントです。
ここでは覚えておくと便利な、白だしを使った野菜の小さなおかずレシピをご紹介します。
最小限の材料と調味料で作れる簡単なレシピなので、ぜひ参考にしてくださいね。
白だしにはこんなメリットがある!
●これだけで味が決まる
●料亭のような味と見た目に近づける
●だしの風味を手軽に楽しめる
白だしの一番の魅力は、食材の色を活かして調理できること。
大根は白いまま、人参はきれいなオレンジ色を保ったまま味付けすることができるのです。
とくにお弁当は色の濃いおかずが多いと、全体的に地味な茶色弁になってしまいがち。
そういうときこそ、白だしの出番です。
食材の色を活かしつつ、簡単においしい料理ができる白だしを上手に活用していきましょう。
白だしレシピその1:豆苗とツナの和えもの
最初にご紹介するのは、豆苗を使った和えものです。
調理時間も5分とかからない簡単レシピなので、お弁当や夕食の1品におすすめです。
豆苗 1パック
ツナ 1/2缶
白だし 小さじ1.5
白ごま 適量
1. 豆苗はさっと茹でて水気を切り、食べやすい長さに切る。
2. 1にツナと白だし、白ごまを入れて和える。
ツナが入ることでコクがプラスされ、野菜が苦手な人でも食べやすくなります。
白だしの量はお好みで調節してくださいね。
白だしレシピその2:にんじんしりしり
次は、よく知られている沖縄の郷土料理「にんじんしりしり」のレシピです。
このメニューも白だしだけで味が決まり、「あと1品なにかほしい」というときにさっと作れるので、覚えておくと便利ですよ。
にんじん 1本
ツナ 1/2缶
卵 1個
白だし 小さじ2
コショウ 少々
1. にんじんは千切りスライサーか包丁で細切りにする。
2. フライパンに油を熱し、1のにんじんを入れて炒める。
3. ツナを入れて軽く炒めたら、白だしを回し入れ、コショウをふる。
4. 溶き卵を加えて混ぜあわせ、卵に火が通ったら出来上がり。
にんじんしりしりを作る場合、普通は醤油や砂糖、酒、顆粒だしなど何種類かの調味料が必要になりますが、白だしならコレ1本でおいしく仕上がります。
にんじんの大きさによって、白だしの量をお好みで加減してくださいね。
我が家はにんじん嫌いさんが約1名いるため、少しでもたべやすくしようとスライサーで極細に切っていますが、にんじん好きな方ならもう少し太めに切ってもおいしいですよ。
白だしレシピその3:きゅうりの浅漬け
レシピと言っていいのか疑問ですが、超簡単な浅漬けです。
ちょっとした箸休めとして作ってみてはいかがでしょうか。
きゅうり 1本
白だし 大さじ1
鷹の爪(小口切) 少々
1. きゅうりは縞模様に皮をむき、斜め切りにする。
2. ポリ袋かジップロックに1と白だし、鷹の爪を入れて口を閉じ1時間以上置く。
きゅうりは皮をむかずに、そのままでもOK!
浅漬けのもとを買わなくても、白だしで簡単に浅漬けができます。
夏になると2~3本分まとめて作っても、あっという間になくなる人気の一品です。
白だしレシピその4:オクラのおかか和え
これも、レシピと言えないほど簡単な和えものです。
色々アレンジが効くので、覚えておくと献立を考えるときに役立ちます。
オクラ 1袋(5~6本)
白だし 小さじ1
鰹節 適量
1. オクラは板ずりをして茹で、小口切りか斜め切りにする。
2. 白だしと鰹節で和える。
長芋やきゅうりを1cm角に切ったもの、納豆などを混ぜてご飯にかけて食べてもおいしい!
その場合は、白だしの量をもう少し増やしてくださいね。
白だしレシピその5:2度おいしいかぼちゃコロッケ
このかぼちゃコロッケは、かぼちゃの煮物のリメイクなのです。
もともとは、作りすぎたかぼちゃの煮物を消費するために作ったのですが、思いの外好評だったため、今ではこのコロッケを作るためにかぼちゃの煮物をつくるようになりました。
かぼちゃ 1/4個
水 200cc
白だし 大さじ1と1/2
砂糖 大さじ1
チーズ お好みで
卵・小麦粉・パン粉 適量
1. かぼちゃは種を取り、食べやすい一口大に切る。
2. 鍋にかぼちゃを皮を下にして並べ、水を入れて中火にかける。
3. 沸騰したら砂糖と白だしを入れ、落し蓋をして柔らかくなるまで煮る。
4. このままかぼちゃの煮物としておかずの1品に。
5. かぼちゃの煮物の皮を取りのぞき、汁気が残っている場合は火にかけて水分を飛ばす。
6. 5をつぶし、チーズを真ん中に入れて好きな形に成形する。
7. 小麦粉→卵→パン粉の順につけて、油で揚げる。
この画像のときは、お弁当に入れやすいように丸く形作っていますが、俵型や小判型など好きな形にしてくださいね。
衣をつけた状態で1つずつラップで包んで、ジップロックに入れて冷凍すると自家製冷凍食品に。
すでに味がついているので、何もつけずにそのままおいしく食べられます。
我が家は甘みのある方が好みなのでお砂糖を入れていますが、お好みでみりんを入れたり、白だしだけで味付けしたりするのも◎
白だしレシピおまけ:飾りにんじんの白だし煮
筆者shellがお弁当によく入れる「飾り切りのにんじん」も、白だしで簡単に作れます。
他のおかずを作りながら、レンジでチンしても。
にんじん 2~3cm分
水 適量
白だし 小さじ半分
砂糖 少々
1. にんじんは型で抜き、飾り切りをする。
2. 耐熱容器ににんじんとかぶるくらいの水、白だし、砂糖を入れる。
3. レンジで3~4分、竹串がすっと通れば出来上がり。
これこそ、食材の色を活かせる白だしならでは。
お弁当に1つプラスすると、アクセントになるのでおすすめです。
まとめ:白だしレシピで野菜をおいしく食べよう!
めんつゆと同じ感覚で使えて、見た目が美しく仕上がる白だし。
あれこれと他の調味料を足さなくても味が決まるので、常備しておくとさまざまなシーンで活躍してくれます。
今回ご紹介したレシピは、どれも簡単で誰でもすぐに作れるものばかり。
白だしを買ってみたものの、使いきれずに持て余しているという方も、毎日の献立の一品としてお役立てくださいね。