栃木県の「木工房玄」で、数々の魅力的な木の器を生み出している高塚和則(こうつかかずのり)さん。
知る人ぞ知る人気の木工作家さんです。
高塚和則さんの器を扱っているショップに商品が入荷しても、あっという間に売り切れてしまうことが多く、なかなか手に入らない…という方も多いのでは?
実物を手にしてみると、あらためて本当に素敵な器だなとうっとり見とれてしまいます。
この記事では、高塚和則さんのパン皿や花形コースター、オーバルプレートなどの使用画像とともに、その魅力に迫ってみたいと思います。
高塚和則さんのパン皿はパンをもっとおいしくしてくれる
高塚和則さんといえば、この画像のさくらのパン皿も人気の器のひとつ。
このパン皿には、大(24cm)・中(20cm)・小(15cm)の3サイズが揃っています。
私が一番初めに手に入れたのも、こちらの大サイズのパン皿でした。
このパン皿の特徴は、表面全体にていねいに施された「ハチの巣」のような彫り模様。
手作りならではの美しい模様が魅力的です。
高塚和則さんのパン皿にカリッと焼いたトーストなどをのせると、適度に湿気を吸い取ってくれるためベチャッとしません。
おいしいトーストを食べるために欠かせないパン皿です。
トーストを惹きたてる高塚和則さんのパン皿
高塚和則さんのパン皿は、トーストのカリッと感を保ちおいしく食べられるだけでなく、ビジュアルも素敵!
木のお皿を一枚加えるだけで、ぬくもりを感じられる食卓になります。
このときの食卓がこちら。
ル・クルーゼのグリルカレを使って卓上でトーストを焼き、取り皿として並べました。
陶器と一緒に使っていますが、木と土はやはり相性抜群ですね。
24cmのパン皿はトーストだけのせるには少し大きいので、この食卓のような場合は20cmの方がよいかもしれません。
私はワンプレートのように使ってみたかったので、24cmを選びました。
トーストしたカンパーニュやソーセージ、サラダを高塚和則さんのパン皿にのせて、ワンプレートにしてみました。
ちなみに、花形コースターも高塚和則さんのもの。
焼いたソーセージをのせるとシミになりそうで少し心配でしたが、多少その部分の色が濃くなった程度です。
こういう木の器には、使って育てる楽しみがあります。
使い込んでいくうちに少しずつ風合いが変わっていき、さまざまな表情を見せてくれるのも大きな魅力です。
これもトーストの朝食ですが、24cmだとこんなふうに他の器と組み合わせて使えます。
器を利用すれば、汁気や油分を気にせずに済むので安心です。
このワンプレートなら、使用後は水かぬるま湯で洗うのみ。
油分のあるものをのせたときは、食器洗剤を使って洗っています。
洗ったあとは拭いてしっかり乾かすだけなので、木のお皿のお手入れといってもそれほど難しくありません。
おいしいトーストの焼き方については、こちらの記事で書いています。
ベーグルやクロワッサンも映えるパン皿
オーブントースターで軽く焼いたクロワッサンでサンドイッチをつくり、高塚和則さんのパン皿にのせました。
バターたっぷりのクロワッサンを置くと、オイルが染み込んで多少色が変わります。
しかしそれもこのお皿の味わいとなるので、それほど気にする必要はありません。
経年変化を楽しめるのが、木の器の醍醐味です。
こちらは、ベーグルサンドとフルーツや野菜を高塚和則さんのパン皿に盛り合わせて。
けっこう大きめのベーグルですが、ほかにも色々のせられます。
木の器に合わせるなら、カトラリーも木製がおすすめ。
金属製のカトラリーを使うときは、お皿を傷つけないように気をつけています。
高塚和則さんのパン皿に豆皿を並べてみる
ある日の夕食、高塚和則さんのパン皿に和の副菜が入った豆皿やガラスカップを並べてみました。
パンをのせるときは洋風になりますが、こんなふうに和食を合わせてもしっくりきますよね。
高塚和則さんに限らず、木工作家さんのお皿やカッティングボードなどは、このように器をのせて使うことも多いのです。
そのままテーブルに並べるよりも、木の器を合わせた方がおしゃれに見える気がして気に入っています。
パン皿に、おにぎりやおかずを直接盛り付けるのもいいですね。
高塚和則さんの花形コースターはヘビロテ率高めの優秀アイテム
高塚和則さんの器で、パン皿に負けず劣らず人気のアイテムが「花形コースター」です。
たとえ高塚和則さんの名前を知らなくても、このコースターなら知っている!という人も多いはず。
Instagramなんかでもよく見かけますよね。
パン皿と同様にハチの巣のような模様の彫りが施されています。
直径11cmほどと小さいので、本来のコースターとして使うほかには、小さめの和菓子やクッキー数枚がのせられるくらいでしょうか。
私はコースターとしてしか使っていませんが、和洋中どんな料理でも合うので使用頻度はかなり高め。
愛らしいデザインを目にするたびに幸せな気分になります。
さまざまな食卓シーンで使える花形コースター
高塚和則さんの花形コースターが一番しっくりくるのは、和の食卓かもしれません。
木製の花形コースターといえば、北欧雑貨を扱っているビヨルクさんの「KUKKA」も有名ですよね。
この画像のグラスをのせているコースターが、「KUKKA」です。
このコースターはどちらかというと洋風な雰囲気ですが、高塚和則さんの花形コースターは形といい、彫り模様といい和風な感じがします。
何ということのないいつもの夕食の一コマですが、陶器だけでなく木の器をプラスするとあたたかみのある雰囲気になりますよね。
ちなみに左側のカッティングボードは、小沢賢一さんのもの。
木の色合いが全く違いますが、並べても同じ木製品同士ですから違和感はありません。
高塚和則さんの花形コースターのよい面のひとつに、「懐の広さ」があります。
料理を作って選んだ食器に盛り付け、「さあ、コースターはどうしよう?」となったとき、自然と手が伸びるのがこの花形コースターなのです。
この画像では和食器と合わせていますが、グラスはイッタラのカルティオ。
和にも合うし、洋にも合う。
だから自然と出番も増えるのです。
カレーうどんとりんごだけの手抜きご飯です 笑
こういう手抜きのときこそ、器の力を借りるべき。
丼と小皿だけでは寂しいので、高塚和則さんの花形コースターと小沢賢一さんのトレーを使いました。
ちなみに花形コースターの素材はさくら、トレーの素材はくるみです。
こうして上から見ると、お花の形が可愛いですよね~
こうして花形コースターを使っている画像を並べると、マリメッコのプケッティのクロスを使っていることが多いことに気づきました。
ベージュカラーが木の器のほっこりした雰囲気に合うと、無意識に感じていたのでしょう。
そうかと思うと、この画像のようなモノトーンのクロスにも不思議とマッチするのです。
これが高塚和則さんの花形コースターの懐の広さなのでしょうね。
これも小沢賢一さんのトレーと合わせています。
小沢賢一さんの四角いコースターもありますが、四角×四角よりも花形の方がアクセントになるのでいつもこちらを選んでしまいます。
コースターは水滴がつくくらいでとくに汚れないので、洗いません。
使い終わったら水分を拭き取り、乾かしてから保存しています。
上記のパン皿のところで載せた画像のアップで、コーヒーカップをのせています。
三ッ持啓(金井啓)さんのザラッとしたカップの質感と、あたたかみのある木の質感がマッチしていると思いませんか?
グラスだけでなく、陶器のカップにも合うのです。
花形コースターでほっこりおやつタイム
焼きたてのたい焼きでおやつタイム。
高塚和則さんの花形コースターには、緑茶の入った湯呑茶碗がのっています。
「茶托」というのも王道の使い方ですね。
できれば家族分揃えたいおすすめのコースターです。
ひな祭りに河上智美さんのそば猪口でいちごババロアを作り、花形コースターにのせてみました。
ガラスのそば猪口が、大きさ的にちょうどピッタリです。
ピンクのババロアとお花の形がひな祭りらしい雰囲気で、可愛いですよね。
高塚和則さんのカッティングボードはおしゃれで素敵
こちらは、高塚和則さんのくるみのカッティングボードです。
サイズとLサイズがあり、これはMサイズ。
やはりハチの巣模様の彫りが施されています。
カッティングボードといっても何かをカットするというよりも、プレートのような使い方に向いています。
カッティングボードに丸パンを並べてみる
丸パンを焼いたので、高塚和則さんのカッティングボードにのせてみました。
王道の使い方ですね。
幅22cm×長さ36cmですが、取手の部分を抜いた長さは24cmほど。
私の下手な丸パンもカッティングボードのおかげで、おいしそうに見える気がします 笑
全体像ですが、丸パンをのせたカッティングボードがいい雰囲気を醸し出しています。
イッタラの食器やストウブのスタッカブルディッシュにも合いますよね。
カッティングボードにナンをのせてカレーの食卓
無印のキットで作ったナンを、高塚和則さんのカッティングボードにのせました。
焼きたての温かいナンをのせたのですが、トーストと同じように湿気を吸い取ってくれるので、ベチャッとしません。
素敵な見た目に加えて、実用面も優れたカッティングボードです。
食卓全体はこんな感じです。
ナンとカレーを別盛りにしましたが、一人分のカレーとナンをカッティングボードにのせてもいいかもしれませんね。
カッティングボードにキッシュをのせて食卓に
これはたしかクリスマスの食卓画像です。
高塚和則さんのカッティングボードに、ベーコンとほうれん草のキッシュをのせました。
ワンホールのせるにはサイズが足りなかったので、カットしています。
キッシュなどは油分が染みやすいので、気になるときはワックスペーパーを敷くとよいでしょう。
自家製ケーキをカッティングボードのせて
ガトーショコラを焼いたので、高塚和則さんのカッティングボードにのせました。
この上でケーキをカットしています。
こんなふうにスイーツにも合いますよね。
高塚和則さんの美しいオーバル皿は存在感バツグン
こちらが高塚和則さんのくるみのオーバル皿です。
シンプルなオーバル皿ですが、計算し尽くされた美しいデザインは思わず見惚れてしまうほど。
何をのせようか…と考えるのも楽しいひと時です。
サイズは28.5cm×19cm×3cmで、リムの幅は3.5cmほど。
縁は薄くなっていますが、全体的にはそこそこ厚みのあるつくりです。
パンをのせただけで絵になるオーバル皿
高塚和則さんのオーバル皿に、ホットサンドとサラダをのせています。
アイスコーヒーのグラスの下には花形コースター。
俯瞰するとオーバル皿の形がよくわかるかと思います。
オーバル皿はバランスがとりやすく、キレイに盛り付けられるおすすめのお皿です。
高塚和則さんのオーバル皿に、ピザトーストとヨーグルトのワンプレートにしてみました。
トーストをのせるとこの画像のように、両端がリムの上にかかるくらいのサイズ感です。
パンや野菜くらいなら気になりませんが、油を使った料理を盛り付けたときは、早めに食器洗剤をつけたスポンジで洗うようにしています。
その後はふきんで水気を拭き取り、しっかり乾かすのがポイント。
使っていると段々と艶がなくなってくるので、「みつろうクリーム」でお手入れすると適度な油分が行き渡り、艶が蘇ります。
木の器を手に入れたら、みつろうクリームも一緒に用意しておくことをおすすめします。
高塚和則さんの木の器を扱っているおすすめのショップをご紹介
高塚和則さんの木の器を扱っているお店はたくさんありますが、私がよく利用させていただいているショップが、楽天市場のon la CRU. 生活雑貨オンラクルさんです。
パン皿やカッティングボード、オーバル皿などはすべて、こちらのショップで購入しています。
高塚和則さんはとても人気のある木工作家さんなので、入荷してもあっという間に売り切れてしまうことも多いのです。
どうしても手に入れたいときは、「再入荷のお知らせ」を受け取れるように設定しておくのがおすすめ。
私も再入荷のお知らせメールを見て入荷を知り、時間前から待機して無事に購入することができました。
しかし、花形コースターだけはどうしても外せない用事があって購入できなかったのです。
そこで私は、高塚和則さんの木工房玄に直接問い合わせてみました。
すると運よく在庫があるとのお返事をくださったので、希望の個数を伝えて送っていただくことができたのです。
送料はかかりましたが、待たずに購入することができて本当にラッキーでした!
木工房玄さんでは商品によっては売約済みの場合もあり、また、複数個必要な場合は注文生産となるため、時間がかかることもあるそうです。
どうしてもショップで手に入らないという場合は、問い合わせをしてみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
この記事では高塚和則さんの木の器についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
最初に購入するなら、パン皿か花形コースターがおすすめ。
いつもの食器に一枚プラスするだけで、ぬくもりのある食卓を演出できます。
手に入れたら、どんどん使って木肌の変化を楽しみたいもの。
時間が経つにつれて、愛着のわく特別な器になってくれるはずです。
あなたもぜひ、高塚和則さんの木の器を手にとってみてくださいね。