女子高校生のためにつくる、毎日のお弁当。
どうせお弁当をつくるなら、少しでも子供に喜んでほしいもの。
「おいしければOK!」という男子と違い、女子高校生の場合は、可愛くておしゃれな見た目にこだわる子も少なくありません。
何気なく友達のお弁当をチェックして、「今度ああいうのつくって~!」とリクエストしてくることもあるのではないでしょうか?
そこで今回は、女子高校生が喜ぶ「可愛いお弁当」をつくるためのコツをご紹介します。
高校での毎日のお弁当タイムがさらに楽しくなるように、よかったら参考になさってみてくださいね。
女子高校生のお弁当を可愛くする4つのポイント
まずは、可愛いお弁当を作るための4つのポイントをご紹介します。
◆赤・黄・緑・白の4色は必須!ピンクや紫をプラスするとキレイ
◆飾り切りや型抜きをする
◆可愛いピックやワックスペーパーを揃えてみる
◆お弁当箱はなるべく明るい色のものを選ぶ
女子高校生のお弁当は華やかな彩りがコツ
女子高校生のお弁当には、華やかな彩りが欠かせません。
お弁当の人気おかずって、唐揚げ、ハンバーグ、つくね、きんぴらごぼうなど、茶色いものが多いのですよね。
彩りを意識しておかずを選ばないと、茶色ばかりの地味弁に…。
赤や黄色、緑など彩りを考えておかずを組み合わせることが大切です。
お弁当には最低でも赤・黄・緑・白の4色を揃える
お弁当をつくるときは、最低でも赤・黄・緑・白の4色を入れるようにしましょう。
画像のお弁当でいうと、赤はパプリカ・ミニトマト・ソーセージ、黄色はパプリカ・ゆで卵、緑はオクラ・キャベツ・レタス、白はご飯。
茶色いハンバーグも、4色をプラスすることで地味弁から抜け出せます。
本当は赤・黄・緑・白に黒を足した5色揃えると栄養面のバランスもよいのですが、手元にない場合は無理せず4色だけでも大丈夫。
たとえば、うちの娘の一人はミニトマトが食べられないので、パプリカや赤ウインナー率が高いです 笑
【赤】赤パプリカ・ミニトマト・赤ウインナー・かにかま・梅干し・ラディッシュ
【黄】黄パプリカ・卵・レモン・コーン・チーズ
【緑】ブロッコリー・アスパラガス・ほうれん草・いんげん・大葉
【白】ご飯・ゆで卵・目玉焼き・れんこん・大根
【黒】海苔・黒ごま・黒豆
▼画像のシンプルで詰めやすいお弁当箱はこちら!
ピンクや紫をプラスしてさらに華やかに
赤・黄・緑・白・黒の基本の5色に、ピンクや紫をプラスするとお弁当がさらに華やかに見えます。
【ピンク】ハム・かまぼこ・ゆかり漬け
【紫】紫キャベツ・紫いも・なす・柴漬け
たとえばこちらの画像では、ハムのバラやおにぎりの上の型抜きしたお花にピンクを使っています。
ちなみに、おにぎりの上の黄色のお花は薄焼き卵。
型抜きや飾り切りも多用しています。
※お弁当にハムを使うときは、必ず加熱してからにしましょう。
覚えておくと便利なピンクのゆかり漬け
こちらは、ゆかり入りの甘酢につけたピンクのかぶを入れました。
このゆかり漬け、とても簡単で可愛いので覚えておくと重宝します。
1. かぶや大根を型で抜き、塩を振ってしばらくしたら水気をしぼる
2. 酢に砂糖を入れてレンジにかけて溶かす
3. 甘酢が冷めたらゆかりを加え、1を入れて漬ける
ゆかり漬けの色は淡いピンクからどぎついピンクまで、ゆかりの量や漬けておく時間によって変わります。
何度かつくってみてベストな量を見つけてみてください。
ご飯は型で抜くか小さなおにぎりにすると可愛い
お弁当箱にただ白いご飯を詰めるだけでなく、ときにはおにぎりや型抜きご飯にしてみるのもいいですね。
おにぎりとおかずを別に持たせる方法もありますが、一緒に詰めた方がバランスのとれた配色のお弁当に仕上がります。
女子高校生のおにぎり弁当3選
このお弁当は、バスケットにワックスペーパーを敷き詰めて、おにぎりとおかずを詰めています。
とうもろこしご飯と削りかまぼこ、ふりかけを混ぜた3種類のおにぎりを斜めに並べることで、動きが出てきれいに詰めることができますよ。
ワックスペーパーを1枚のせてから、ふたをします。
削りかまぼこのピンクと、さつまいもの茶巾絞りの紫が両方入っていて可愛く仕上がりました。
枝豆と塩昆布のおにぎりにミックスフライのお弁当です。
おにぎりが地味目なので、パッと明るい赤いお弁当箱を選びました。
詰め方が左右で微妙に違いますが、私はおにぎりを向かい合った角に配置した左のお弁当の方が好みです。
「斜め」を意識して詰めるのがコツ。
普通にご飯を詰めようと思っていたのですが、気分で具なしの丸いおにぎりにしてみました。
娘たちが大好物の「さつまいもの茶巾絞り」も真ん丸なので、2つ並んで可愛い仕上がりに。
女子高校生ともなると、お弁当箱に入ったおにぎりはお箸で食べるので、持ちやすさを気にする必要はありません。
▼画像とほぼ同じ(私の持っているお弁当箱はふたのつまみに英字あり)お弁当箱はこちら!
型で抜いたご飯で可愛さアップ
こちらはお花の型で抜いたご飯です。
上のくぼみに、卵焼きの余った部分を丸く抜いてのせています。
普段はカップが見えないように詰めていますが、透明感のある可愛いカップだったのでわざと見えるようにしてみました。
この抜き型はとても可愛いのですが、高さがないため浅いお弁当箱でないと使えないのが残念…。
ご飯を梅の物相型で抜いています。
この型は小判型の曲げわっぱ弁当箱にも入る大きさなのですが、うちの娘にはご飯の量が多すぎて最近は使っていません。
ご飯は多めがいいという方におすすめです。
黄色のアクセント「たまご」にも一工夫してみる
お弁当の彩りに欠かせない卵を可愛くする方法を紹介します。
少し工夫するだけで、女子高校生のお弁当をグンと引き立ててくれますよ。
卵焼きをハート型で抜く
定番おかずの卵焼きも、こんなふうにハートの型で抜くと可愛さアップ!
卵焼きを斜めに切り、合わせてハートを作る方法もありますが、私はこちらの方がきれいにできるので気に入っています。
抜いた残りは私の朝ごはんに… 笑
ちなみに少し見えにくいですが、赤いウインナーも斜めに切ってからあわせてハート型にしています。
ゆで卵は飾り切りに
奥の方に写っているので目立ちませんが、ゆで卵をギザギザにカッしています。
細いナイフを使うと、小回りがきいて切りやすいです。
色鮮やかな黄色の卵は、お弁当に欠かせない食材ですよね。
卵焼きやゆで卵、味玉、スクランブルエッグ、オムレツなど、いつも何かしらの卵料理をお弁当に入れています。
飽きないようにいろいろと工夫して、入れてあげたいですね。
なめらかな黄色の卵焼きをつくるスティックや、飾り切りが劇的に上手にできるナイフなど、女子のお弁当づくりに役立つアイテムはこちらの記事で紹介しています。
ピックは手軽に使える可愛いアクセント
ピックは100円ショップにも可愛いものがたくさんありますよね。
ついつい色々な種類を集めてしまうという方も、多いのではないでしょうか?
ピックは、お弁当を詰めていてちょっと寂しいなと感じたとき、手軽に使えてアクセントになるので、揃えておくと便利です。
画像のお弁当は、ハートでまとめてみました。
こんな和風のピックも可愛いですよね。
とくに曲げわっぱのお弁当箱を使うときは、ピックも和風が似合います。
ちなみに、和風ピックが長すぎるときは、キッチンばさみで先を切って長さを調節して使うといいですよ。
私はお弁当によくミニトマトを入れますが、ヘタの部分が食中毒の原因になると知ってからは、必ずとるようにしています。
そのため、ヘタ代わりにピックをさすことも多いですね。
また、爪楊枝とマステを使った手作りフラッグピックもオススメです。
女子高校生ののっけ弁は華やかさが決めて!
ご飯の上に何でものせてしまう「のっけ弁」。
ラクなのでつくる側としては嬉しいのですが、女子高校生のお弁当では少し工夫が必要です。
そぼろ弁当は彩りを考えて詰める
わが家の女子の場合、ご飯が多すぎるとクレームが来るので、ごくごく薄く敷き詰めています。
自家製の鮭フレーク、ほうれん草のごま和え、卵そぼろ、オクラ、牛そぼろの5色を並べました。
かぶのゆかり漬けのお花がアクセント。
これも、ピンクのお花がなかったらずいぶん印象が変わります。
にんじんのお花でも◎
画像のお弁当箱は大館工芸社の曲げわっぱで、荷物の多い女子高校生でも持ち運びしやすいスリムタイプです。
こちらも2色のそぼろ弁当です。
肉そぼろと卵そぼろを交互に詰め、型抜きしたにんじんや枝豆をアクセントにのせると女子弁っぽく仕上がります。
おかずは、りんごの形にしたポテトコロッケ。
スナップエンドウを葉っぱ型で抜き、じくの部分はサラスパを揚げたものをさしています。
このコロッケ、可愛くてお気に入りです。
女子高校生のお弁当にも使いやすい曲げわっぱについてはこちらの記事にまとめています。
女子の海苔弁は華やかさをプラス
こちらは、みんな大好き「海苔弁」です。
ご飯は2段構成になっていて、ご飯→おかか醤油→海苔→ご飯→海苔と重ねています。
やはりご飯が多くならないように、少なめを心がけて詰めています。
白身魚のフライのタルタルソースに、5色のぶぶあられをのせてみました。
女子高校生に限らず男子のお弁当もそうですが、海苔弁を作るときは小さくちぎってから隙間なく敷き詰めましょう。
そのままのせるとベローンとくっついてしまい、食べにくいのです。
とかく地味になりがちな海苔弁も、赤・黄・緑の彩りに気を配ると女子高校生らしい華やかなお弁当になります。
お弁当の彩りにピッタリな白だしを使った型抜きにんじんの甘煮のレシピはこちらの記事をご覧ください。
ロコモコ丼はおしゃれなカフェ風に
こちらはロコモコ丼です。
いつものお弁当用に小さく作ったハンバーグではなく、大きめのハンバーグをご飯の上にドーンとのせています。
お弁当に半熟目玉焼きというわけにもいかないので、かたゆで卵を添えました。
このお弁当のポイントは、ハンバーグの上のチェックのチーズと散らしたハートのにんじんグラッセ。
少しだけカフェ風を意識して詰めています。
鶏と卵の2色丼はおかずで彩りをプラス
こちらは、ご飯の上に鶏肉の塩焼きと卵そぼろをのせたお弁当です。
鶏肉のような分厚い具材をご飯にのせるときは、ご飯に傾斜をつけて詰めるのがポイント。
卵そぼろの部分はご飯を厚めに、鶏肉の部分はごく薄く盛っています。
卵の上にはお花のにんじん、間に大葉を挟み、おかずに赤を足して彩りよく。
女子高校生向けのご飯が主役のお弁当
先ほどの「のっけ弁」以外にも、ご飯が主役のお弁当があります。
ご飯の量に気をつけながら、女子高校生らしく可愛く仕上げましょう。
オムライス弁当2選
「水玉オムライス」のお弁当です。
この水玉オムライス、とても可愛いのですが、実はこのとき1回しか成功していません 笑
手先の器用な方は、水玉オムライスをおすすめします。
オムライスはラップの上に薄焼き卵をのせ、その上にチキンライスを適量のせたら、ラップごと形を整えながらお弁当箱に詰めるときれいに仕上がります。
水玉オムライスとこちらのオムライス、どちらもスクエア型のお弁当箱を選んでいるのは、オムライスを斜めに入れるとサイズ感がちょうどよいからです。
丸いお弁当箱のときは、オムライスを半月型にすると詰めやすいですよ。
ケチャップがふたにつかないようにドーム型のお弁当箱にするか、お弁当箱の高さより低くなるように詰めましょう。
チャーハン弁当2選
鮭チャーハンのお弁当です。
ご飯が主役の割に量が少なめですが、女子高校生のお弁当だとこれくらいでちょうどよいのかもしれません。
上の画像のオムライスもそうですが、斜めに詰めるのがおしゃれっぽく見えるコツ。
このお弁当箱はけっこう深さがあるのでおかずは立てて入れ、全体的に高さが揃うように意識するといいですよ。
牛カルビチャーハンのお弁当です。
チャーハンや炊き込みご飯のように色のついたご飯を詰めるときは、白い食材をたすと彩りよく見えます。
このお弁当ではゆで卵の白身、上記のお弁当ではちくわで白をプラス!
あれこれおかずを何種類もつくる気力がないというときは、ご飯が主役のお弁当にするとラクですよ。
可愛いサンドイッチの詰め方のコツ
パンのお弁当を詰めるときは、大きさにあったお弁当箱を選びましょう。
いつものお弁当箱だけでなく、市販のペーパーボックスなどを活用するのもありです。
100円ショップのボックスや袋を利用する
サンドイッチをお弁当にするときは、こんなペーパーボックスを利用するのもおすすめ。
これは、セリアで購入したBOXです。
ワックスペーパーを敷いてから、サンドイッチとちょっとしたおかずを詰めます。
ハムサンドは、ハムを半分に切ってくるくると巻いて挟むと、お花みたいでキュートな雰囲気に。
乾燥対策にサンドイッチの上にラップをかぶせてからふたをするか、1個ずつラップでくるんでからBOXに入れましょう。
中身が見えませんが、イングリッシュマフィンサンドが入っています。
100均のペーパーバッグに入れて、ミネストローネも持たせました。
バッグの中で具とパンがバラバラにならないように、ラップで包んでから入れています。
お弁当箱に合わせてサンドイッチをつくる
これは、実は小学生の頃のお弁当です。
たまにしかないお弁当なので、三女の嫌いな野菜がほとんど入っていません 笑
画像のお弁当だと女子高校生には量が少なめですが、型抜きしたサンドイッチやロールサンドは一口サイズで食べやすいらしく、今でもたまにつくります。
もう少しボリュームがほしいなら、フルーツを別の容器に詰めてサンドイッチを増やしたり、具だくさんのスープをプラスしたりするのもいいですね。
厚焼き玉子サンドとハムレタスサンドのような、食パンのサンドイッチはプラスチックのお弁当箱に大きさをあわせて切って詰めています。
もう半分に切ってから詰めたこともありますが、ぎっしり詰めると取り出しにくいようなので、この大きさに落ち着いています。
お弁当箱であれば、乾燥を気にしなくてもよいのでラクですね。
暑い季節に喜ばれるくっつかない麺弁当のコツは、こちらの記事をご覧ください。
まとめ:女子高校生のお弁当をもっと可愛く♡
女子高校生のお弁当作りのコツをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
ただ作って詰めるだけではなく、飾り切りや型抜き、彩り、詰め方など、少し工夫するだけでお弁当がグンと可愛く仕上がります。
子どもが「おいしかったよ」と言って、空っぽのお弁当箱を渡してくれるのが、お弁当作りの醍醐味かもしれませんね。
少しでもあなたのお弁当作りの参考になれば、幸いです。