「夏に冷たく食べられるお弁当はないかな?」
「気分転換にいつもと違うお弁当を持たせたい」
そんなときにおすすめなのが、「麺弁当」です。
夏につるつるっと食べられる冷やしうどんなどの冷たい麺や、女子の好きなパスタ弁当、寒い時期に嬉しい熱々の麺弁当など、思っている以上にバリエーション豊富な麺弁当。
しかし、時間が経つと麺がくっついて食べにくそう…という心配も。
そこで今回は、くっつかない麺弁当を作るコツをご紹介します。
ランチタイムに、ひんやり冷たく食べるためのタレやスープの入れ物についても解説しています!
夏に食べたい!ひんやり冷たい麺弁当
夏になると暑さのせいで、食欲も減退気味。
いつものご飯とおかずのお弁当では、食が進まない…ということもありますよね。
そんなときにおすすめなのが、冷やしうどんや蕎麦、冷やし中華などの冷たい麺弁当なのです。
つるっとしたのど越しとひんやり冷えたつゆのおかげで食べやすく、リクエストされることも多い、夏の人気メニューです。
ただし、麺弁当は時間が経ってから食べるため、何も対策をしないと麺がくっついて固まってしまう恐れがあります。
「麺を食べようとしたら、塊のままごそっと持ち上がった」という状態では食べにくくて困りますよね。
そこで、夏におすすめの3つの麺弁当と、くっつかないためのコツを解説します。
冷やしうどん弁当をおいしくつくるコツ
冷たい麺と言ったら、冷やしうどんを思い浮かべる人も多いはず。
暑い夏に人気のメニュー「冷やしうどん」もお弁当にすることができます。
画像はある夏の日、高校生の娘のためにつくった冷やしうどん弁当です。
冷たいうどんに、エビや鶏ささみ、さつまいも、かぼちゃなどの天ぷらを添えました。
うちの娘はネギが嫌いなので、薬味代わりに茹でたオクラを入れています。
お弁当がかさばるのはイヤという人は、下記のようなお弁当箱なら冷やしうどんとおかずがコンパクトにまとまりますよ。
時間が経ってもうどんがくっつかないポイント
冷やしうどんの麺がくっつかないポイントをまとめました。
1. ぬめりが出にくい冷凍うどんか、ゆでうどんがおすすめ
2. うどんはしっかり洗ってぬめりを取り、一口大にくるくる巻いて詰める
3. つゆは氷を適宜加えてスープジャーに入れる
4. ぶっかけうどんにするか、つゆにつけて食べるかの2通り
ぬめりが出にくいのは冷凍うどんかゆでうどんです。
冷凍うどんはレンジで解凍することも可能。
うどんが茹で上がったら(レンジで解凍したら)、冷たい水でしっかり洗ってぬめりをとるようにしましょう。
ぬめりが残っていたり、麺が十分冷えていないとくっつく原因になるので、注意してくださいね。
麺弁当のときは、必ず麺を一口大にくるくる巻いてから詰めます。
そのままドサッといれてしまうと、お箸で持ち上げたときにごっそり固まって持ち上がってしまい、食べにくいのです。
それでも時間が経つと、ある程度麺がくっついてしまうのは避けられませんが、つゆの水分を利用することで食べやすくなります。
冷やしうどんのつゆの容器はスープジャーがベスト
これまでに、冷やしうどんのつゆを大きめの醤油ボトルに入れたり、小さなタッパーに入れて凍らせて持たせたことがあります。
しかし、容器が結露してお弁当バッグが濡れたり、お昼前に溶けてぬるくなったりと使いにくかったんですよね。
最近は、使い勝手のよいスープジャーに入れて持たせるようになりました。
スープジャーをおすすめするのは以下の理由です。
1.保冷&保温力が高いため昼まで冷たさ・温かさをキープできる
2.外側に水滴がついてまわりを濡らす心配がない
3.密閉性が高いため汁漏れの心配がない
4.そば猪口のように手に持って食べやすい
わが家で愛用しているスープジャーは、サーモスのこのタイプ。
そば猪口のように麺をつけて食べるなら300ml、ラーメンなどにかけたり、具だくさんのつけ汁にするなら400mlがおすすめです。
冷やしうどん弁当の食べ方は2通り
蕎麦・冷やしうどん弁当の食べ方は2通りあります。
つけダレにうどんをつけて食べる
一つ目は、スープジャーをそば猪口代わりにして麺をつけながら食べる方法。
スープジャーにつゆと氷をいれておくと、お昼まで冷たさを保てます。
その場合、氷で薄まることを考えてつゆを少し濃い目にしておくとよいでしょう。
ぶっかけうどんにする
二つ目は、大きめサイズのお弁当箱に麺を詰め、そこにスープジャーのつゆをかけてぶっかけうどんにする方法です。
ぶっかけうどんにする場合は、麺を入れる容器も密閉性のあるものがベスト。
食べ終わって余ったつゆは、スープジャーに戻しておくと漏れる心配もありません。
お好みで好きな食べ方を選んでみてくださいね。
冷たい蕎麦の麺弁当も人気メニューのひとつ
先ほどの冷やしうどん弁当とほとんど変わりませんが、こちらは夫の天ぷら蕎麦弁当です。
朝から揚げた天ぷらをあれもこれもと詰めたので、量が多すぎたかもしれません…笑
蕎麦だけでなく冷や麦、そうめんなども夏に嬉しい冷たい麺弁当になります。
蕎麦も冷やしうどんと同じように一口大に巻いて詰めますが、お箸で持ち上げると巻いた状態でくっついてくることもあります。
しかしそれも、つゆの中に入れたり、つゆをかけたりすることによって、ほぐれて食べやすくなるので心配いりません。
蕎麦だけだと腹持ちが悪いので、このように天ぷらやおかずを添えたり、小さめのおにぎりを作ってあげてもいいかもしれませんね。
また、スープジャーに温かいつゆを入れたら、温かいうどんや蕎麦、ラーメンも食べられます。
夏は冷たい麺弁当、冬は温かい麺弁当が楽しめたらきっとご家族も喜んでくれるはずです。
彩りのよい冷やし中華も夏の麺弁当にピッタリ!
冷やし中華も夏の人気メニューですよね。
市販の冷やし中華を使って、麺弁当を作ってみましょう!
冷やし中華のお弁当を作るには、麺がくっつかないようにするコツと、冷たく保つコツを知っておくことが大切です。
冷やし中華の麺がくっつかないようにするコツ
まず、冷やし中華の麺がくっつかないようにするコツからお伝えしますね。
1. 麺を茹でてよく水洗いしてぬめりをとったら、ごま油を適量回しかけ麺全体に行き渡らせる
2. 麺は一口大にくるくる丸めてから詰める
3. 市販品や手作りでタレの量を多めに用意する
冷やし中華は、うどんや蕎麦のようにたっぷりのつゆにつけて食べるわけではないので、つゆの水分を利用して麺をほぐすことができません。
そのため、茹で上がったらごま油をまぶしておくのがコツ。
さらに一口大に丸め、小分けにして詰めることで、麺がくっつきにくくなります。
タレが多い方が麺がほぐれて食べやすいので、冷やした市販のタレや手作りのタレを大きめの醤油ボトルに入れて持っていくのもおすすめです。
冷やし中華を冷たく保つコツ
冷やし中華は冷やしうどんや蕎麦と違ってスープジャーを使えないため、小袋に入ったタレを保冷剤に挟んで冷たさを保つようにします。
同様に全体を冷やすためにも、お弁当箱を保冷剤でサンドするようにして保冷バッグに入れましょう。
ステンレスやアルミ、ホーローのお弁当箱なら、さらに保冷効果が高まるのでオススメ!
また、この画像では麺の上に具をのせていますが、保冷が効かない場所で保存する場合は麺と具を分けた方が安心です。
下のようなお弁当箱なら、具と麺を分けて詰められるので冷やし中華にピッタリです。
パスタの麺弁当はスープ系が食べやすい
パスタは女子に人気のあるメニューのひとつ。
作りたてはおいしいけれど、冷めるとくっついて食べにくくなり、おいしさも半減してしまうのが難点です。
そこで、くっつかないパスタのお弁当を作るコツをご紹介します。
くっつかないパスタ弁当のコツ
パスタもコツを押さえると、かなりくっつきにくくなります。
1. お湯に大さじ1のオイル(オリーブオイルかサラダ油)を入れて茹でてもよい
2. オイルなしで茹でた場合は、茹で上がったパスタにオイルをからませておく
2. パスタとあえるスープは熱湯で温めたスープジャーに入れる
3. パスタにスープをかけて食べ、あまったスープはジャーに戻して持ち帰る
4. ショートパスタの方が食べやすい
麺がくっつかないようにするには、スープパスタがオススメ。
冷やしうどんや蕎麦などの麺弁当と同じように、スープの水分で麺をほぐして食べやすくするのです。
上の画像は、ファルファッレを使ったチキンときのこのクリームパスタ。
クリームと言っても、家で食べるときよりもとろみの少ないサラッとしたスープにしています。
ほかにもトマトスープパスタやコンソメスープパスタなどがありますね。
オイルをからめても、時間が経つと多少固まってしまうのは避けられませんが、スープと混ぜることで麺のくっつきが解消されて食べやすくなります。
スパゲッティは半分に折るのがコツ
こちらは、ほうれん草とベーコンのクリームスープスパゲッティです。
お弁当にスパゲッティを入れるときは、半分に折って茹でるのがコツ。
茹でるときお湯にオイルを大さじ1程度入れるか、茹で上がったあとにオイルを絡めます。
この方法でくっつきにくくなりますが、食べやすさはやはりショートパスタに軍配が上がります。
パスタ弁当には、ペンネやファルファッレがオススメです。
また、スープジャーのサイズによってはスープが足りない場合もあるので、家で食べるときにスープジャーに一旦入れてみて、量がちょうどよいか確認してみることをおすすめします。
女子高校生向けのかわいいお弁当づくりのコツや、便利なお弁当グッズ、曲げわっぱ弁当箱については、こちらの記事をご覧ください。
まとめ:くっつかない麺弁当で楽しいランチタイムを♡
毎日ご飯とおかずのお弁当が続くと、食べる方も作る方も飽きてしまいがち。
たまには、冷やしうどんや蕎麦などの麺弁当で気分転換してみてはいかがでしょうか。
麺がくっつかないようにするには、
・一口大にくるくる丸める
・オイルをからめる
・つゆやスープの水分でほぐして食べやすくする
などの工夫をすることがコツです。
スープジャーを使えば、夏は冷たく、冬は温かく保つことができますよ。
ぜひ一度、おいしい麺弁当にトライしてみてくださいね。